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住宅・まちづくり・介護
子どもが犠牲になる交通事故をなくすため、区としての対策を求める申し入れを行いました
以下の内容について、5月21日、吉住健一区長に対し申し入れを行いました。
新宿区長 吉住健一 様
子どもが犠牲になる交通事故をなくすため、区としての対策を求める申し入れ
2019年5月21日
日本共産党新宿区議団
近藤なつ子 川村のりあき 沢田あゆみ
雨宮たけひこ 藤原たけき 高月まな
日本共産党新宿地区委員会
田中のりひで あざみ民栄 佐藤佳一
小さな子どもやその母親が犠牲になる交通事故のニュースが相次いでいます。4月19日、池袋で87歳の高齢男性が運転する乗用車が暴走し母子が死亡。5月8日、滋賀県大津市で信号待ちをしていた散歩中の保育園児と保育士に車が突っ込み、園児2人が死亡、1人が重体。5月10日、愛知県西尾市で道路脇を歩いていた母子が乗用車にはねられ、母親が意識不明の重体。5月15日、千葉県市原市の公園で遊んでいた保育園児と保育士に車が突っ込み、保育士が重傷。このようなニュースに多くの人が心を痛めています。
改めて、高齢者ドライバーの問題などがクローズアップされると同時に、日々子どもの命を守ることに向きあっている保育士のみなさんに対する敬意の念と応援の声が広がっています。保育園における散歩は子どもの成長にとって欠かすことのできない活動であり、近年新たに設置された保育園の多くがビルの1室などにあって、園庭のない保育園が増えており、そのことも散歩の機会が増えることにつながっています。そのような中、とりわけ小さいお子さんを持つ区民のみなさんから、痛ましい事故をなくすために区として何かできることはないのかという声が私たちのもとに寄せられています。そこで、現時点での申し入れを以下、行うものです。
記
1.区内の道路に危険箇所がないか、区内の学校・幼稚園・保育施設に対する聞き取りなども行い、都道・区道・私道も含めて総点検を行うこと。
2.交通事故を未然に防ぐため、ガードレールやポール(ボラート)の設置、歩車分離など信号機の改善等を都や警察にも要請し進めること。
3.今後の保育園整備にあたっては、園庭のある保育園を基本として進め、保育園の散歩時の安全確保のため、通常の保育士の他に人員を配置すること。
4.各学校・PTAの要望を聴取し、通学路に配置している学童養護員を増やすこと。
5.ドライバーの安全運転について啓発を行い、高齢者の免許返納に関する啓発を進めると同時に、コミュニティバスなどマイカーに代わる移動手段の充実を図ること。
6.自動ブレーキ搭載車など技術の確立と普及、高齢ドライバー対策等、抜本的な安全対策、及び保育士や学童養護員の配置に対する財政支援等を国に対して要請すること。
以上
2019.07.31 更新